2009年02月26日

クリスティーズオークションの結果(村上とプリンス)

今月11日にロンドンのチェルシーで行われたクリスティーズ、戦後現代美術オークションの結果報告です。暇つぶしに見学するつもりでしたが、寝坊したため行きませんでしたw

出品作品31点、予想落札総額は1450万ポンドだったが、結果は23点が700万ポンドで落札されただけだった。まー金融危機ですかねえ。

でも売れたものだけみてればいいんです!

ぼくが扱うのはレプリカとか大量生産された作品だけですから。

ではダイジェストで。

村上隆(47歳)きました。例の花柄ボールが397,250ポンド(約5千5百万円)で落札。

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なんかおんなじよーな作品ばっかだからサザビーズもマンネリな批評してる。「フラワーボール(この作品ね)は、村上の日本画研究と東京のウルトラ・ポップ美学との結晶です。」そして例のごとく村上の持論である戦後日本のアメリカによる文化支配云々になる。


リチャード・プリンス(60歳)。アメリカ生まれで70年代から雑誌広告にとりつかれた男、広告のできすぎたイメージに社会の欲望と惑わしにみちたそのフィクション性をみてきた。

このカウボーイもまたひとつの神話。そして作品はそのコピー(広告)のコピー(写真)である。うむむむ。

Untitled (Cowboy).jpg


240,000ポンド(約3千3百万円)で落札。
落札不成立でした。


続きは次回のエントリーで。


posted by ろんどな at 00:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月25日

中東系アーティストが熱い!?

お金のあるところにアート市場は流れていく。

金持ちの道楽とか投資目的とか単なる見栄とかいろいろ理由はあろうが、たいしてアーティストに共感してるわけでもないけど、なんとなく悲しげに買われていく名作たち。ドナドナ状態。

世界の名画を買いあさって世界の顰蹙をかったバブル期の日本みたいなもんか。

いまは中国、ロシア、そして中東。

そうした中で来月18日ドバイで行われるサザビーズのオークションが注目されています。で、ファラッド・モシリは注目株の一人。

二年ほど前から熱心なコレクターがつき始め、一定の評価がかたまっていますが前回の香港、ニューヨークのオークションではちっとも売れませんでしたw

ただ中東ということでいわばホームでのオークションですから。さーてどうなるんでしょう。

ダイヤモンド・ヘッド(写真下)は、大手サザビーズが2008年春に買い取ったモシリの良作。伝統的なシンボルと現代性との相克、祖国イランの文化を侵食するアメリカかぶれのマスメディアやポップカルチャーによって異常に屈折していく人々への揶揄がこめられている。

Diamond Head.jpg

サザビーズは今回のドーハでの出品で、25から35万ドル(2千5−3千5百万円)の落札を見込んでいます。
http://www.sothebys.com/app/live/lot/LotDetail.jsp?lot_id=159522035
↑ちなみに興味があったらネットで入札できますよw

個人的にはこの人の代表作でチョーカラフルな壷があるんですが、これほしいです!

Moshiri Pods.jpg

モシリに便乗してこういう壷をちょい高値で売りたいですねぇw



posted by ろんどな at 14:46| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

成金野郎、村上隆。

村上隆はアメリカを拠点としているので、ロンドンベースのわたしからはちょっと距離感のあるアーティストですが、日本のコンテンポラリーアートの世界を語るには欠かせない人物であります。

一昔ずいぶん国内でも話題になった↓コレなんかを作った人です。

my lonesome cowboy.jpg



日本人が好きそうな「苦悩する芸術家」像をみごとにあざ笑い、ザクザク金儲けにつっぱしるあたり、二番煎じながら悪くない。が、実際にあぶく銭をもうけすぎてて気に食わないですw

よく日本のウォーホールなんか言われるけれども、ウォーホールは現代の苦汁を十分になめた人物で、彼の作品にみえる鋭い切り口からはポップ・カラーの血液が滲んでいる。

村上隆はそれよりデミアン・ハーストやトレイシー・エミンみたいないわゆるセレブ・アーティストの系譜に近い感じがする。でもかっこわるいんだよなーなんかw

アーティストが不細工なのはご愛嬌としても、発言や考え方くらいはかっこよくやってほしい。ホント海外のメディアに出てる村上隆って何語もしゃべれてないw そういう言語上の表現力の欠如が逆に彼を神格化するのだろうか。。

スーパーフラットも、戦後日本とアメリカとの関係をオタク文化に結びつけるあたりも、発想としてはいいけど、ディーテールがない。とても論としてだせるようなものじゃないし、院卒とは信じがたい。。

インタビューなんかも、しない方がいい。ボロが出るから。

彼の作品は個人的にはおもしろいとおもうし、考えさせられる。

で、インタビューとか彼の著作とか解説とか聞くと、

・・・泣きたくなる。

ビジネスセンスも芸術センスも時代をとらえる力もあるけど、
おつむが弱い。。

もう何も言うな村上隆!批評家とギャラリストに代弁させるのがベスト。

このアーティストについてはまた別のエントリーで取り上げます。


posted by ろんどな at 10:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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