2009年02月26日

グルスキーの「プラダV」

前回の続き・・・

今回のチェルシーでのオークションで、予想最高額を上回った数少ない出品作のひとつが、アンドレアス・グルスキー(54歳おやじ)の「プラダV」。

この人に関していうと、2007年2月7日ササビース・ロンドンでの現代アートオークションで彼の代表作、 「99-Cent II, Diptych, 2001」が170万ポンドで落札されます。当時の為替レートでおよそ4億290万円。写真作品では史上最高価格であり、以後グルスキーは世界一お高い写真家として知られています。

99 cent.jpg

上のが例の「99セント」。日本でいうところの99円ショップの光景。

オリジナルは上の画像の660倍あります。まず色彩的なド迫力!そしてショップの中のすべての商品にピントがあってるかのようなものすごいディーテールに圧倒されます。これほどの情報量は裸眼では捉えられない。ほとんど無限数のしかもどーでもいい情報がもう壁一面を埋め尽くしている。99円ショップ、大衆消費社会の成れの果てのビジョン。

その99セントショップの写真に史上最高値をつけるあたり、とてもクレージーでいいと思います。

ビジュアル・インパクトもさることながら、グルスキーの作品はいつもちょっと踏み込んで考えさせてくれる。大量生産とか大量消費とか、情報や交通の錯乱でもなんでもいいが、写真を通じてとても大きな社会システムの活動のリズムを感じさせる。

まあジャンクスペースとかコンテクストがないとか批判が絶えませんが。




このたびの出品作「プラダV」もそのラインです。

PRADA lll.jpg

プラダの店頭でディスプレイされてる黒いウールのジャケットがきれいに並んでおります。

これ220,000ポンドの予想最高額ちょっと超えて225,000ポンド。
3千100万くらいで落札されました。


グルスキーの写真はビジュアル的にクールなので、部屋にも飾れるし、売れやすいです。

解像度の高い上質のコピーであれば、いい説明さえつければ、ネットオークションで結構つりあげることができます。海外のオークションのほうがいいかもしれませんが。

posted by ろんどな at 12:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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